平成29年度補正
事業承継補助金事例集

【Ⅱ型】事業再編・事業統合支援型
株式会社アスティ

新たな取組の標題

酒販店の強みを活かした体験型ゲストハウス事業及び酒販の海外展開

新たな取組の内容

役務の新たな提供の方式の導入

●片山酒店を廃業し、新たにその場所で株式会社アスティで酒類販売の免許を取得。
●新規事業として「ゲストハウスAsti Katayama」を始めるため住宅宿泊管理業・住宅宿泊事業者として登録。
●ゲストハウスAsti Katayamaは、宿泊を提供するだけでなく酒販店の強みを活かしたコト体験ができる独創性を持っている。近年の観光客の傾向として個人旅行が増加しており、決められたツアーではなくその土地でしか味わえない体験が求められている。ゲストハウスの敷地内には築82年の日本家屋が残り、日本の庭、日本の座敷も体験でき、さらに代表者が得意の語学力で説明もしっかりできる強みを併せ持つ。
●コト体験:酒蔵見学、時期によっては田植え、稲刈り、酒造り体験・ワイナリー工場見学、ぶどう生産農家・ぶどう収穫体験、クラフトビール工場見学、日本のお酒が学べる教室開催・瀬戸内地区観光案内実施(英語対応)
●今後、英語で観光案内できる人材の育成にも取り組む。また、将来的にはゲストハウスでつながったお客様にその後も紹介した日本のお酒を購入してもらえるネットによる通信販売の構築を目指す。

  • 株式会社アスティの新たな取組
  • 株式会社アスティの新たな取組

地域経済やバリューチェーンへの貢献

高松市の中心から5キロ圏内、主要幹線道路も多く交差し、歴史的遺産も多く残る地域にもかかわらず高齢化、人口減が進むこの地に酒販の強みを活かしたゲストハウス事業をスタートすることで人の集まる地へと発展させたい。
地域で事業をしている自転車店・菓子店・カフェ等も巻き込み需要・雇用も創出していく。仕入れと販売だけだった小売の事業の流れにお酒の生産者とゲストとをつなぎ新たなValueをバリューチェーンの中で創出する道も開かれると期待する。

補助対象経費の内訳

人件費
設備費(ゲストハウス改修工事費)
外注費(ロゴマーク作成費)
廃業費(解体費・処分費)

認定経営革新等支援機関から受けたサポート内容

  • 制度内容の理解
  • 事業計画の立案
  • 各種提出書類の作成
  • 補助事業の実施

制度の内容の理解を深め、事業計画の立案の助言、各種提出書類の作成の助言は、公益財団法人かがわ産業支援財団香川県よろず支援拠点で受けた。中小企業診断士による丁寧な対応と励ましが事業を進める上で大きな力となった。また、認定経営革新等支援機関の金融機関、中国銀行高松南支店より確認書の発行、また補助事業を進めるための融資を受けた。

基本情報

【承継者】

業種 宿泊・飲食サービス業
事業所所在地 香川県高松市
資本金 3,000千円
従業員数 3名
承継者 株式会社アスティ
代表取締役 三橋 肇子
承継者年齢(※承継時) 55歳
承継前の主たる事業の内容 承継者は埼玉県在住。香川県で賃貸用不動産の購入をきっかけに平成29年株式会社アスティを設立。埼玉と香川を2週間サイクルで2拠点居住者として行き来する中、不動産賃貸業、酒販店の事業承継の仕方、得意の英語(全国通訳案内士英検1級・TOEIC935点)を活かした新規事業を模索。

【被承継者】

業種 卸売・小売業
事業所所在地 香川県高松市
資本金
従業員数 3名
被承継者 片山酒店・酒げん堂店主
片山 賢
被承継者年齢(※承継時) 82歳
承継前の主たる事業の内容 1948年創業、平成30年は創業70周年。
片山酒店と酒げん堂、道路を挟んで2店舗。主要取扱商品はビール焼酎・地元の清酒。販売先は90%県内飲食店、片山酒店は自動販売機販売が主。

承継前の事業課題

承継者 酒販店の事業を今のまま承継しても将来の見通しが立たない。
被承継者 店主・従業員・取引先の高齢化。新規顧客獲得の難しさ。

事業課題解決のために

他に検討した手法は?

承継者 なし
被承継者 なし

なぜ事業承継を選択したか

承継者 70年続いた酒販店での繋がりに新規事業を加えれば将来の見通しが見えてくるのではないかと思い事業承継をする決心をする。
被承継者 多くの酒屋が廃業する中、創業70年の店舗経営により培った取引先(酒蔵・問屋等の仕入先・販売先の飲食店)を大切に何とか次の世代へと事業を承継したい思いが強い。

事業承継の実施

承継者と被承継者の関係 子ども
事業承継を行った時期 2018年10月
事業承継の形態 事業譲渡

個人事業における廃業をともなう、個人事業主から法人への事業譲渡による承継

これから事業承継に取り組む事業者の方へ

承継者からのひと言コメント

今回の助成に大きく背中を押され、新たな取り組みを取り入れた事業承継が実現出来た事を大変うれしく思っています。この新たな取り組みという点が、引き継いだ者に大いにやる気を起こさせ今後の発展にも繋がる。大変いい形に導いて頂いたと感謝しています。先人の築いたものを大切に地域と共に発展し、経営理念の”人と人をつなぎ豊かな社会を創造します”を実践していきます。

被承継者からのひと言コメント

若い世代が、最近の瀬戸内のインバウンドの流れと日本酒文化を結ぶべく補助金を頂き新事業をスタートした。来訪の方々に喜んで頂き地域を巻き込み事業として成果をあげる共生の道に尽力願いたい。今後、事業承継に取り組む方には形はいろいろあると思うが今まで築き上げたことを誇りに思い、引き継ぐ人が大いに活躍できる事業承継の方法を見つけてほしい。

その他の詳細な情報も掲載したPDFファイルは以下よりダウンロードください。

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