平成29年度補正
事業承継補助金事例集

【Ⅱ型】事業再編・事業統合支援型
東邦鋼業株式会社

新たな取組の標題

鋼材の輸送あいのりシステム開発による大阪圏内の鋼材流通の利便性を向上させる。

新たな取組の内容

新役務の開発又は提供

●鋼材の運送トラックあいのりシステムを開発し、同業他社に参加を呼びかけ、運送情報の共有、あいのりを行えるシステムを開発し提供を開始しました。
●あいのりをスムーズに行うことによって、鋼材卸売業者側においては運送コストの削減を行うことができ、運送業者においては、トラック1便あたりの収益性を向上させることができます。双方にとってメリットが生じる形にして、システムの参加を呼びかけやすい体制を構築していることが大きな特長になります。

  • 東邦鋼業株式会社の新たな取組

地域経済やバリューチェーンへの貢献

大阪市にある鋼材販売業者が、資本提携をすることなく、情報だけも融通しあうことによって、鋼材販売業者間でもコスト面において互助することができるということが、大阪の地域経済に対する貢献につながるものです。

補助対象経費の内訳

人件費
外注費(システム開発費)

認定経営革新等支援機関から受けたサポート内容

  • 制度内容の理解
  • 事業計画の立案
  • 各種提出書類の作成
  • 補助事業の実施

今回の取り組みについては、会社の負債を極力作らないようにするという考えのもと、自己資金で行うということをベースとしています。認定支援機関には、こちらの行いたいことを伝え、そのためにはどのようにすればよいかということのアドバイスと、自己資金で不足が生じた場合のバックアップの約束をしていただきました。

基本情報

【承継者】

業種 卸売・小売業
事業所所在地 大阪府大阪市
資本金 40,000千円
従業員数 14名
承継者 東邦鋼業株式会社
代表取締役 野村 功勇
承継者年齢(※承継時) 38歳
承継前の主たる事業の内容 鋼材の販売・加工・配達

【被承継者】

業種 卸売・小売業
事業所所在地 大阪府大阪市
資本金 40,000千円
従業員数 14名
被承継者 東邦鋼業株式会社
代表取締役 野村 喜広
被承継者年齢(※承継時) 69歳
承継前の主たる事業の内容 鋼材の販売・加工・配達

承継前の事業課題

承継者 運送業界の値上げに伴い、商品の運送に関するコストの上昇が懸念される中で、そのコストの上昇を抑え、販売価格に影響が出ないような方法を考える必要がありました。
被承継者 鋼材の製造元となる鉄鋼業の業界再編や輸入鋼材の流入によって、鋼材の卸売業者の立ち位置が不安定になり、売上高が最盛期に比べ下がってしまう傾向にあったこと。

事業課題解決のために

他に検討した手法は?

承継者 他に検討した方法はありませんでした。
被承継者 他に検討した方法はありませんでした。

なぜ事業承継を選択したか

承継者 元々事業承継をすることは前から決まっていたという感覚です。それに向けて自分自身で会社を立ち上げて経営にかかわる経験を積んできたので、長期的な視点にたって予定通り事業承継をおこなったという形です。
被承継者 承継者は実子であり、元々事業承継をするつもりでした。若い世代に引きつぐことで、今後も継続するであろう業界再編の波に新しい感覚を取り入れることによって、会社のかじ取りがうまくいくのではないかと考えました。

事業承継の実施

承継者と被承継者の関係 子ども
事業承継を行った時期 2017年9月
事業承継の形態

法人における退任、就任をともなう代表者交代による事業の承継

これから事業承継に取り組む事業者の方へ

承継者からのひと言コメント

会社を引き継ぐということは、起業することとは大きく違います。それまで会社が作り上げてきたものを壊すことなく、新しい取り組みも採り入れていく。一見矛盾しているように見えるこの2つのことをしっかり行っていくことはとてもやりがいのあることだと考えています。これから事業を承継する機会があるという方は、このやりがいは満喫していただければと思います。

被承継者からのひと言コメント

会社経営は一人の人間が永遠に行う訳ではなく、会社を長くやっていると事業承継のタイミングは必ずやってきます。事業承継のタイミングでいかに新しい経営者に承継しやすい空気を作るかが被承継者としての最後にして最大のミッションだと思います。その際には、被承継者の「色」を残すことを考えない方がうまくいきます。今回の経験をお伝えすることによって、このミッションを完璧にこなすことができたという被承継者の方が一人でも出てきてもらえれば幸いです。

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