平成30年度第2次補正
事業承継補助金事例集

【Ⅱ型】事業再編・事業統合支援型
株式会社ヤマトマテリアル

経営革新等に係る取組の標題

メッキ工程の内製化による高性能超砥粒及びダイヤモンド工具の開発

経営革新等に係る取組の内容

新商品の開発又は生産

●親族(息子)や従業員の中に適任者が居なかったことで後継者不在状態となっていた被承継者は、やる気のある若い経営者に事業を承継したいという意向があった。一方、承継者は、事業規模の拡大と製造拠点を確立するために以前から他社との事業再編・事業統合を計画していた。既存事業においてメッキ工程を外部委託していたため、被承継者のメッキ加工技術との融合により自社で内製化することでシナジー効果を高められると判断し、事業統合を計画した。
●株式譲渡による事業承継を機に、承継者の生産ラインを被承継者の工場内に移設するとともに、無電解メッキ実験装置1台を購入する事によって、超砥粒及びダイヤモンド工具製造の研究開発、及び今後の内製化体制を構築する。
●これにより、今まで外注に頼らざるを得なかった超砥粒及びダイヤモンド工具製造におけるメッキ工程を、被承継者の知識と設備を活かして独自の製造技術の研究と開発を行い、将来的な一貫生産体制を確立させ収益改善を目指す。

  • 株式会社ヤマトマテリアルの経営革新等に係る取組
  • 株式会社ヤマトマテリアルの経営革新等に係る取組

地域経済やバリューチェーンへの貢献

地域雇用の維持、創出などにより地域貢献しており、所在する地域または近隣地域からの仕入れが多い。新事業等に挑戦し地域経済に貢献するプロジェクトに於いて中心的な役割を担っている。その他、当社の成長が地域経済に波及効果をもたらし、地域経済の活性化につながる。

補助対象経費の内訳

人件費、設備費(無電解メッキ装置導入費)、原材料費(ダイヤモンドパウダー購入費他)、廃業費(ワイヤーメッキ装置移設費等)

認定経営革新等支援機関から受けたサポート内容

認定経営革新等支援機関の名称
株式会社富山銀行
  • 制度内容の理解
  • 事業計画の立案
  • 各種提出書類の作成
  • 補助事業の実施

メイン銀行様に於いては、制度のしっかりした説明及び書類作成のサポートをいただきました。

基本情報

【承継者】

業種 製造業
事業所所在地 富山県高岡市
資本金 10,000千円
従業員数 25名
承継者 株式会社ヤマトマテリアル
承継者年齢(※承継時) 42歳
承継前の主たる事業の内容 ダイヤモンド工具の製造・販売

【被承継者】

業種 製造業
事業所所在地 富山県高岡市
資本金 30,000千円
従業員数 13名
被承継者 エムエーコーポレーション株式会社
被承継者年齢(※承継時) 72歳
承継前の主たる事業の内容 アルミニウムへのアルマイト加工

承継前の事業課題

承継者 メッキ工程の導入による、排水設備の設置や、行政許可、土地、建物の取得が必要であった。
被承継者 相談役が営業部門を支えていたが、高齢という事もあってM&A時点で退職の意向があった。

事業課題解決のために

他に検討した手法は?

承継者 土地、建物、設備、人員の確保
被承継者 息子への承継

なぜ事業承継を選択したか

承継者 土地、建物、設備、人員の確保等の問題が一気に解決し、事業の幅が広がるため。
被承継者 息子が引き継ぐ気が無く、後継者が不在の状態であった。事業は安定しており且つ将来性もあると認識しており、やる気のある若い経営者に事業を承継したい思いがあった。

事業承継の実施

承継者と被承継者の関係 その他の親族外
事業承継を行った時期 2019年2月
事業承継の形態 株式譲渡

これから事業承継に取り組む事業者の方へ

承継者からのひと言コメント

歴史ある会社を引き継ぎ、責任が増しより一層身を引き締めて、現在も取り組んでいます。既存の取引様にはより一層クオリティーの高い製品、メリットのある単価にて継続することを心掛け、従業員の皆様の安定した雇用を継続できるように努めてまいります。また、地域における雇用の安定、地元経済への貢献度を高めていきたいと思います。

被承継者からのひと言コメント

今回は事業承継も双方のニーズが合致したお陰で、これまで築き上げた信用や財産を後継者問題で終わらせる事なく、事業継続出来た事は弊社はもとよりお客様や従業員にとっても良かったと思います。若い力で更に発展させ地域社会へ貢献して欲しいと願っています。

その他の詳細な情報も掲載したPDFファイルは以下よりダウンロードください。

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