平成30年度第2次補正
事業承継補助金事例集

【Ⅱ型】事業再編・事業統合支援型
株式会社ツインズ

経営革新等に係る取組の標題

スポーツ・健康用品製造×卸業のロジスティクスの効率化と商品優位性向上

経営革新等に係る取組の内容

新商品の開発又は生産

●当社(承継者)は1999年の設立以来、ファブレスメーカーとして「健康・快適・利便性」を切り口にマーケティングを行い、お客様の快適な生活を送るために必要な製品の設計・販売に特化して、生産は海外メーカーに委託してきた。 2012年に特許製法による結ばない靴紐「キャタピラン」の開発を機に、新潟のロジスティックセンター内に製造設備を設置。そこで自社製造を開始し、徐々に健康・スポーツ関連の比重を高めていた。
●一方、被承継者は1924年に浅草橋で創業した老舗スポーツ用品卸売会社で、一時期には野球用品の生産も手掛けて1970年代には生産したバットやグローブをプロ野球選手と契約していたこともあり知名度が高かった。また、同時期には新潟・仙台に営業所も開設して、約200社のスポーツメーカー用品を取扱い、国内スポーツメーカーの代理店として大手問屋の地位を確立していた。しかし、品揃えで勝る全国チェーンの大型店の台頭や都市部でのスポーツメーカーの直営店出店、オンライン販売などが普及する一方で、少子化が進み学校への販売が減少。メインターゲットであった町のスポーツ店は次々と縮小・廃業したため売上も大幅に減少した。新たなメーカーの開拓などの努力を重ねたものの急激な市場構造の変化により売上を落としたことで、民事再生法の適用を申請した。その後、事業引継ぎセンターの紹介により、当社との間で吸収合併(被承継者の仕入れ先及び販路の一部譲渡、従業員14名の転籍等)による事業承継を行った。
●この事業承継を機に、2拠点に分かれていた新潟県燕市の当社ロジステックセンターと新潟市の被承継者倉庫を加茂市の1拠点に新設移転して物流の効率化を図り、物流の安定稼働を進める。 そのため、新設移転する加茂市の物流拠点の修繕工事を行い、商品・什器の見直しに伴う不動在庫及び老朽化した什器を中心に廃棄処分を行った。
●これにより、スポーツ関係に強かった老舗卸会社のこれまで築きあげた仕入れ・販売ルートと、人材の一部を事業譲受したことによる商品拡充と、既存商品である結ばない靴紐や健康・スポーツ関連商品の販路拡充や、新商品の開発・製造を目指す。

  • 株式会社ツインズの経営革新等に係る取組

地域経済やバリューチェーンへの貢献

被承継者から従業員16名と委託会社パート12名の受入れを行い、「CRAFT」商品のバイクウェアにおける日本唯一の総代理店になった。各地スポーツイベント等で商品提供・協賛他、スポーツ振興にも貢献している。スポーツ関係の販路やつながりが拡充したことによって、結ばない靴紐「キャタピラン+」は大手スポーツメーカー製シューズに搭載したモデルの発売も開始しており、新たなHIMO事業としての新商品開発も進んでいる。さらに4月からオリンピック、パラリンピックの公式ライセンス商品としてキャタピラン+の特許技術を用いたヘアゴムの販売も決定し18色が展開予定です。

補助対象経費の内訳

設備費(移転先倉庫の外壁修繕工事費)、廃業費(在庫処分費、移転先倉庫へのネットワーク関連移設工事費、原状回復費等)

認定経営革新等支援機関から受けたサポート内容

認定経営革新等支援機関の名称
千葉銀行 二和向台支店
  • 制度内容の理解
  • 事業計画の立案
  • 各種提出書類の作成
  • 補助事業の実施

事業譲渡により増加した取引先への売上代金及び仕入代金について、安定した資金繰りを継続する為の融資における支援。

基本情報

【承継者】

業種 卸売・小売業
事業所所在地 千葉県船橋市
資本金 30,000千円
従業員数 60名
承継者 株式会社ツインズ 代表取締役 梶原 隆司
承継者年齢(※承継時) 51歳
承継前の主たる事業の内容 スポーツ・健康雑貨の製造及び卸売り

【被承継者】

業種 卸売・小売業
事業所所在地 東京都台東区
資本金 99,000千円
従業員数 32名
被承継者 ヤバネスポーツ株式会社
被承継者年齢(※承継時) 46歳
承継前の主たる事業の内容 スポーツ用具・用品の卸売り

承継前の事業課題

承継者 ウェア展開等、新事業拡大においてのスポーツ販路の拡大。
被承継者 主力の「学校スポーツ市場」が少子化で縮小推移、過当競争で利益率が下がり、収益が悪化。

事業課題解決のために

他に検討した手法は?

承継者 スポーツ・トレーニング製品群を増やすこと
被承継者 新たな収益性が高い事業の確立

なぜ事業承継を選択したか

承継者 欲しい商品、客先、従業員の取得が迅速にできた(時短効果)
被承継者 金融関係との交渉難航

事業承継の実施

承継者と被承継者の関係 事業での取引があった
事業承継を行った時期 2018年11月
事業承継の形態 事業譲渡

これから事業承継に取り組む事業者の方へ

承継者からのひと言コメント

企業文化の違う会社が統合すると言うことは、スタッフ同士のハレーションが有る事を前提にした方が良い。最大の魅力は、シナジー効果で全くの同業社よりも多少異業種だった方がシナジーが出しやすい場合がある(全くちがう業種は別だが)。

被承継者からのひと言コメント

特になし。

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